「あやうく一生懸命いきるところだった」 ハ・ワン

タイトルにひかれて、手にした一冊でしたが、今年読んだ60冊のトップ3入りしました。

あやうく一生懸命生きるところだった

この生き方で正しいのか?

間違わずに、前に進めているか?

40歳。人生のターニングポイント。

今日から必死に生きないようにしよう。

と会社を辞め、著者の人生を賭けた実験が始まりました。

努力したって、必ず報われるわけではない。

必死に努力したからといって、必ずしも見返りがあるとは限らない。

必死にやらなかったからといって、見返りがないわけでもない。

人間は生まれつき不公平に作られている。何事も頑張れば叶うなんてウソだ。君の努力が足りないせいじゃない。

賢明な人生をいきる上では、あきらめる技術も必要だ。

「普通で、つまらない毎日を幸せに過ごす」

人生の大半はつまらない。
だから、もしかすると満足できる生き方とは、人生の大部分を占める普通のつまらない瞬間を幸せに過ごすことにあるのではないか?

私も幼いころ、こんなことを考えていました。
「今の父は実は本当の父親ではなくて、本物は別のところにいる」

裕福ではない暮らしの中で、「お金持ちの本当の家族が、白いリムジンで迎えにきてくれる。」と妄想していました。

残念ながら?ドラマみたいなことは起こりませんでしたが…

モヤモヤした感情ややりきれない気持ち…
うまく表現できない日々の感情を文章化してくれて、
そうそう!と共感できることが嬉しかったです。

が、私はまだまだ一生懸命に生きていきます!

なんだか肩の力が抜けるような、不思議な感覚になれる一冊でした。

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